「良かった!だいじょうぶや!それでも、これからは市民検診きちんと受けとくんやで!」
先生のことばに笑みがこぼれました。
「ありがとうございました。」
これは、今日病院でのこと。
実は半年前、6月20日のこと。
胸のしこりが気になり検査を受けに・・・
内分泌のようなものも出ていて、少し不安。
でも、触診で、大丈夫ですょ。と若い先生にいわれ、ほっとして、
マーモグラフィで、事細かに撮影を行うので、むちゃ丁寧やなぁ。。。
その後も検査がつづき。。。それから何時間も待たされ・・・
「まだ、かかりますか?」そう、もうまわりに人はまばらなのです。
「教授からお話がありますので、もうしばらくお待ちくださいね」
「えっ!・・・」
そして、教授のお話は
レントゲンを見ながら、「見てみ、いっぱい白い点があるやろ、これはいいんや!でもな、このひとつ楕円形になってるのんあるやろ、見えるか?これやこれ、これがなぁ・・・」
『経験から行くと癌になる確率大や!」
とさらりといってのけるのです。
それで、おっきな注射器のようなものをとりだして、「これで細胞とって調べなアカンねんけどな、まだちっこいし、場所の確定もまだ無理やから、半年後、必ずもう一回検査せな。」
「絶対に来るんやで、半年後!」
こんなこと、言われて私は意外と、結構、冷静に考えていました。
もし、癌なら、次女と三女の小学校の準備しとかな!
なんてこと考えながら、病院を後にしました。
癌と決まってもないし、でも、癌かもしれないし、どっちつかずの半年間。
私は、この世にそんなに未練もなく、もし、死んだとしたら二度とこの世に生まれなくてもいいやと思っているので、あせりもなにもありませんでした。
でも。。。こどものことを考えると、後20年は生きていてそばにいてあげないと!と思います。
切除か温存かとの話になったときには、切除も受け入れようと決心もしました。
家族には、病院に行くときに時間をもらわないといけないので、正直に話しました。
家族のほうがおろおろきてしまって、大変でした。
なんか、私が悪いことしたみたいにも言われたりして・・・
私にとってはそれのほうが実はつらかったりして・・・
それでも、日にちがすぎ落ち着いてくると、みんなやさしさを取り戻してくれました。
家族のすすめで、近くのいつもいっている内科の先生に相談して、違う病院を紹介してもらい、もう一度3ヵ月後に検査に行くことになりました。
その先生は、運動するのんはいいことやから、運動しときや。と言ってくれたので、
ビリーも頑張りました。
そして、再検査。
そこでは、異常なしとのこと、白い、点は、母乳の結晶化したもの。
私は、母乳が結構でていたのに、飲ませてあげれなかったので、たくさん残ってしまっていて、たくさんの結晶がみられるとのこと。
それは、真ん中とって9月でした。
もう、その頃は「まっ大丈夫やろ、もし癌でも、早期発見ぐらいのちっこいもんやし、大丈夫!」
でも、ここのマーモグラフィは簡単な感じで、ホンマこんなんでいいのかな?と思わせるものでした。
それでも、おっきな病院なので、一安心しました。
安心して、ビリーにも力がはいらなくなり、自由奔放に食べたり飲んだりしてしまう日々。
ある日、体重計に久々にのったら、なんと、なにもしてないのに、体重減少。
これには、私もビビリました。
そして、食べて、食べて、食べまくり、体重維持。
なんとなく、癌と戦っている気なんかしたりして・・・
よし、勝ったな!なんて思ったりして・・・能天気なわたしです。
そして、今日。
後、20年の命はありますように・・・・
祈りながら、検査。
で、結果は、〇。
大丈夫でした。
楕円形のしこりは、移動もせず、おっきくもなってないし、6ヶ月もたって変わってないから大丈夫だろうとのこと。
久々の爽快感。
私ってやっぱり命おしかったのかな?
こんなに、うれしいやっ!
とりあえず、良かった

それにしても、あの体重減少は・・・・あのまま無理して食べずにいたら、ナイスパディになっていたかも・・・ああぁぁぁぁ食べんといたらよかったよぉ。。。。。。